<インタビュー>「韓国は教育革新モデルを外国から探すのではなくソンビ精神活かすべき」 中央日報 2016年05月20日

中央日報

<インタビュー>「韓国は教育革新モデルを外国から探すのではなくソンビ精神活かすべき」

2016年05月20日

 

 

エマニュエル・パストリッチ慶煕(キョンヒ)大国際大学院教授(52)は韓国人よりも韓国に対する自負心が強い外国人だ。韓国文化の価値と潜在力を口がすっぱくなるほど力説して回っている。「韓国が一群の経済奇跡を成し遂げた背後には、数千年の間続いた知的伝統がある」という主張も彼の常套句だ。昨年、朴槿恵(パク・クネ)大統領が閣僚会議で言及して話題になった彼の著書『韓国人だけが知らない別の大韓民国』でも、ソンビ(朝鮮時代の学識が高く高尚な人)精神と礼学・風水など私たちの伝統文化の強みを前に出すことをはばからなかった。

18日、ソウル仁寺洞(インサドン)で会った彼は小説家・韓江(ハンガン)のマン・ブッカー・インターナショナル賞受賞の便りを話題に上げた。「韓国文化の多様性と活気に世界が注目するのは当然だ」としながら自身の「先見の明」に満足しているようだった。

--2011年出版した『人生は速度でなく方向だ』の改訂版が出版された。過去5年間、韓国人の意識にはどのような変化があったと考えるか。

「自負心という側面から両極化現象が高まった。『ヘル朝鮮』と言いながら韓国社会を否定的に見て自分を見下す人も多くなったし、伝統文化の再評価をすべきだと主張する人も多くなった」

『人生は…』は、速度に重点を置いて方向を見失った韓国社会の問題を突いた本だ。これを解決する方法として伝統文化の再解釈などを提案している。パストリッチ教授は「韓国教育の革新モデルを別の先進国から探すのではなく伝統教育から探せ。多文化社会に対する解決法も弘益思想など伝統文化にある」と述べた。

--どんな伝統が有効だろうか。

「現韓国教育の最も大きな問題は勉強を手段として考えているところだ。供給者は金儲け道具で、需要者は就職のための資格として考えている。道徳的人生と学問的成就を強調するソンビ精神は韓国の教育体系を再建する重要な要素になりえる。昔、書堂(寺小屋のような学び舎)で千字文を教える時に使った「朗読」教育法も再確認すべきだ。知識を内面化させる一種の体験教育という点で、暗記中心の2次元教育に留まる現システムよりはるかに効果的だ。また、師匠と弟子が一生を通じて縁を持ち続けた伝統も復活させる価値がある」

米国ナッシュビルで生まれたパストリッチ教授はエール大で中文学を、東京大で比較文化学を勉強して中国語と日本語を学んだ。1995年、ハーバード大で東アジア言語文化学博士過程を履修中にソウル大中文学科へ研究生としてやってきて韓国と縁を結んだ。パストリッチ教授は「今後中国が台頭するだろうと考えて83年から中国語の勉強を始め、その後東アジア3国の言語にすべて通じれば東アジア比較文学の真の第一人者になれるだろうと思い戦略的に韓国語の勉強までした」と話した。また、「現在、韓国の学生にはベトナム語とインドネシア語を習っておくことが有益な未来戦略になると思う」とした。

97年、韓国人女性と結婚した彼は韓国式の名前「イ・マンヨル」を好んで使い、韓国語も流ちょうだ。だが、1男1女を韓国で育てながら「多文化家族」の苦衷を肌で体験した。「2007年からずっと韓国に住んでいる。当初は2人の子供たちを韓国の学校に行かせていたが、結局インターナショナルスクールに入れ直した。『米国人か、韓国人か』という質問を絶えず受けなければならなかった。韓国社会への適応は『(韓国人のような)容貌』次第だというのが現実」と皮肉った。

--ずっと「単一民族」を強調した伝統のせいでないか。

「必ずしもそうではない。韓国文化を少し深く勉強してみると普遍性をどれくらい重視したか知ることができる。韓国は国旗にも国家の特殊性を前に出さず、太極のように形而上学的・普遍的意味を込めた国だ。また、高麗時代にすでに多文化の伝統と経験がある」

パストリッチ教授の最近の関心事は「ソウル」だ。ソウルの底力と魅力を紹介する本を準備中だ。「今はある国の文化でなく各地域の文化を強調すべき段階」としながら「フランスがプロバンスやノルマンディー地域などを独立的に前に出すように、梨泰院(イテウォン)や清渓川(チョンゲチョン)などの価値を個別に探ってみたい」と話した。

◆エマニュエル・パストリッチ=エール大卒業後、東京大・ハーバード大で修・博士学位を取得した。イリノイ大東アジア言語文化学科教授、ジョージ・ワシントン大歴史学科兼任教授、又松(ウソン)大ソルブリッジ国際経営学部教授を歴任した。韓国海外広報員公式オンライン新聞「Dynamic Korea」首席編集長、駐米韓国大使観広報院理事などを務めた。燕巌(ヨンアム)朴趾源(パク・ジウォン)の小説10冊を英語に翻訳した本(ソウル大出版部出版)も出した。

「ソウルのインターナショナル村学校」 ハフィントンポスト 2016年 5月 30日

ハフィントンポスト

「ソウルのインターナショナル村学校」

2016年 5月 30日

 

エマニュエル パストリッチ

 

 

http://www.huffingtonpost.jp/emanuel-pastreich/seoul-international_b_10201484.html?1464588600

 

ソウルでは韓国籍の児童も入学できるインターナショナルスクールの数がここ10年間に急増した。チャドウィック・スクール(Chadwick International)、ドワイト・スクール(Dwight School Seoul)、コリア・インターナショナルスクール(Korea International School)などが人気を集めており、外国籍の児童のみが入学可能な既存のソウル外国人学校やソウル・インターナショナルスクールらと肩を並べるようになった。

そこに在学する韓国人学生たちは皆、アイビーリーグ進学を希望しており、生徒や保護者から人気のある立派な施設や環境も完備している。

しかし、この優良な環境はもちろんタダではない。ソウル外国人学校の高校課程の場合、アイビーリーグ入学相談などを含む学費が、年間で約35000米ドルに達する。

ところで、人々にあまり知られていないインターナショナルスクールがソウル市東端の峨嵯(アチャ)山近くにある。プールや校庭などの施設はないが、この学校は単なる学業成就以上を望む父母たちから厚い信頼を得ている。

その名を韓国ケント外国人学校(Korea Kent Foreign School)と言い、子弟を通わせている父母たちは、学校があまり知られていない現状にむしろ満足しているという。

韓国ケント外国人学校は、アフリカや東南アジアなどの開発途上国の外交官の子弟が、既存のエリート学校から疎外されている現状を目の当たりにして心を痛めた創立者が、道徳的な原則に基づき彼らの経済状況に合わせて、教育が受けられるようにと創立したのが始まりである。

今ではケント学校は東アジアで最も多様な生徒たちが通う学校になっており、開校時の教えはキリスト教に影響を受けたものだったが、生徒の中には他の信仰を持つ生徒も多く、宗教を超えた幅広い活動を実践している。

ケント学校の施設は、簡潔かつ実用的で、訪問者を圧倒するステンドグラスや荘厳な階段などは見られない。一方で、細かい所に目を引くものがある。例えば、階段には標語が貼られており、次のような文章が書かれている。

「ちょっと待って!電気を消してください。電気を無駄遣いすれば何が起こるか分かりますね?温暖化が進んで凶作になりハリケーンも頻繁に起こります。それだけでなく動物の絶滅の危機も早まります。」

他の階段に貼られている標語には「校内食堂では残さず食べるように」といった内容が書いてある。また、学校の玄関には学校の特色を表すピンクのポスターが貼ってある。そこには「環境や様々な状況への態度を決めるのは、まさに、私たち自身だ」といった内容が書かれている。

ケントは、他のインターナショナルスクールとは性格が異なっている。

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「韓国は教育革新モデルを外国から探すのではなくソンビ精神活かすべき」 (中央日報)

中央日報

「韓国は教育革新モデルを外国から探すのではなくソンビ精神活かすべき」

2016年05月20日

インタービュー

 

エマニュエル パストリッチ

 

 

エマニュエル・パストリッチ慶煕(キョンヒ)大国際大学院教授(52)は韓国人よりも韓国に対する自負心が強い外国人だ。韓国文化の価値と潜在力を口がすっぱくなるほど力説して回っている。「韓国が一群の経済奇跡を成し遂げた背後には、数千年の間続いた知的伝統がある」という主張も彼の常套句だ。昨年、朴槿恵(パク・クネ)大統領が閣僚会議で言及して話題になった彼の著書『韓国人だけが知らない別の大韓民国』でも、ソンビ(朝鮮時代の学識が高く高尚な人)精神と礼学・風水など私たちの伝統文化の強みを前に出すことをはばからなかった。

18日、ソウル仁寺洞(インサドン)で会った彼は小説家・韓江(ハンガン)のマン・ブッカー・インターナショナル賞受賞の便りを話題に上げた。「韓国文化の多様性と活気に世界が注目するのは当然だ」としながら自身の「先見の明」に満足しているようだった。

--2011年出版した『人生は速度でなく方向だ』の改訂版が出版された。過去5年間、韓国人の意識にはどのような変化があったと考えるか。

「自負心という側面から両極化現象が高まった。『ヘル朝鮮』と言いながら韓国社会を否定的に見て自分を見下す人も多くなったし、伝統文化の再評価をすべきだと主張する人も多くなった」

『人生は…』は、速度に重点を置いて方向を見失った韓国社会の問題を突いた本だ。これを解決する方法として伝統文化の再解釈などを提案している。パストリッチ教授は「韓国教育の革新モデルを別の先進国から探すのではなく伝統教育から探せ。多文化社会に対する解決法も弘益思想など伝統文化にある」と述べた。 

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“韓国の空気政策、このままではいけない” (中央日報 2016年 5月 9日)

中央日報

“韓国の空気政策、このままではいけない”

2016年 5月 9日

 

エマニュエル パストリッチ

先週末、私の娘が学校のサッカー試合に初めて出場した。1ゴールを入れ、決定的なアシストも何度かした。誇らしかった。その日夜、私は娘のせきで何度も目覚めた。私は自分の子どもたちがソウルに暮らしながら韓国文化を習うのをうれしく思う。米国で生活していれば得られない非常に大きなチャンスだと私はよく主張する。しかし最近は子どもを健康の心配なく外で運動できる空気がきれいなところに送らなければいけないという気がする。昨年、韓国を訪問した父は、ソウル駅を出ると空気から硫黄のにおいがすると語った。

農村地域を含めて韓国の空気が悪化し、そのために病気にかかる人が増えているという事実は公開された秘密だ。有害大気汚染物質に対する規定を違反するディーゼル自動車が市場に出ることが多い。そのような車はにおいだけでも分かる。しかしいかなる措置もない。市民の健康を脅かす粒子状物質に比べると、中国の砂漠から風に乗って飛んでくる黄砂の危害性は何でもないという気もする。

責任を中国に問うのはいくつかの面で不正確だ。有害ガスを排出するのは韓国だ。中国の石炭火力発電所と工場が排出する有害ガスは韓国にも責任がある。韓国人が中国に建設する工場は厳格なガス排出基準を守らない。さらに重要な事実は、中国が韓国の環境政策から直接的な影響を受けるという点だ。韓国がガス排出に対して厳格になり、スウェーデンやデンマークのように化石燃料の使用中断と気候変動緩和のための野心的な計画を推進すれば、中国はこれに注目するだろう。韓国の政策をベンチマーキングする可能性が高い。実際、中国は再生可能エネルギーに韓国より多くの投資をしている。

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「若者たちに挑戦の機会を与えよう」 (中央日報 2016年 3月 28日)

中央日報

「若者たちに挑戦の機会を与えよう」

2016年 3月 28日

 

エマニュエル パストリッチ

 

私は先週、ソウル江南(カンナム)にあるコーヒーショップで数時間を過ごした。文書業務を終わらせ読書もした。そのコーヒーショップは安らかな革の椅子、オークを活用したインテリア、優雅な陶磁器カップに入ったカフェラテなど設備が美しかった。私がいた多くの時間、コーヒーショップのお客さんは私1人だったのでサービスをしてくれる若者と話す機会があった。

彼は考え深く探究心の多い若者だった。対話中、彼は韓国文化について何度も洞察力ある言葉を述べた。適切ではない要請かもしれないと思ったが、私は彼に私のテーブルに座ってしばらく話を交わそうと求めたのだ。

およそ20分ごとに彼を見つめたが若者はカウンターの後ろに座って若干退屈そうな顔でスマートフォンをいじりまわしていた。

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Debate about the diplomatic crisis in Japan

“Debate about the diplomatic crisis in Japan”

Emanuel Pastreich

I had a chance to visit Japan to speak with individuals who are deeply concerned with the challenge of creating a  healthy and peaceful order in Northeast Asia last week. This was the first time I have had a chance to engage in such a broad engagement with Japanese scholars, diplomats, politicians and ordinary citizens in the last 14 years. I was deeply impressed by the sincerity I saw in the efforts of the people I met and by the rising concern among ordinary citizens about how the foreign policy of Japan has been hijacked by a small group of special interests whose agenda is increasingly narrow and, mimicking the United States, is increasingly drawn to military solutions for all problems.

My first talk hosted by the New Diplomacy Initiative (新外交イニシアティブ) (March 4, 2016) in Tokyo at the National Assembly. The topic was “Towards a new comprehensive framework for arms limitations: The United States and Security in East Asia”「米国と東アジアの安全保障 ―包括的な軍縮の枠組みに向けて―」. The discussion was led by the founder of the New Diplomacy Initiative, Ms. Saruta Sayo 猿田 佐世. Ms. Saruta is an international lawyer who has dedicated herself to exploring new prospects for an integrated and innovative approach to diplomacy in Japan which takes into account the overlap between security, trade, diplomacy and nonproliferation. The group included many experts from journalism, diplomacy and academics, as well as several very enthusiastic students.

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「科学と技術を分離して考えよう」 (中央日報 2016年 3月 7日)

中央日報

「科学と技術を分離して考えよう」

2016年 3月 7日

エマニュエル・パストリッチ

 

私は2008~2010年、大徳(テドク)研究団地にある政府外郭研究所の人々と緊密に仕事をした。韓国科学技術の未来について研究所の人々と熱を帯びた対話を行った。当時研究者たちは2008年教育科学技術部のスタートによって科学技術部が消えたという事実を実に惜しいと思っていた。彼らは科学技術部という独立部署が長期的な研究支援を通じて韓国の高速産業化に寄与したと評価していたからだ。

私の考えは違う。科学技術部を再び設立するのではなく「科学」と「技術」を分離して「教育科学部」と「産業技術部」を作ることが韓国の科学技術発展にとってさらに助けになるとみている。

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「フェイスブック共和国、大統領出馬宣言文」 (ハフィントンポスト)

ハフィントンポスト

「フェイスブック共和国、大統領出馬宣言文」

2016年 3月 2日

エマニュエル・パストリッチ

親愛なるフェイスブック市民の皆様:

フェイスブックは、単なるマーク・ザッカーバーグの膨大なサーバー群やプログラマー集団ではなく、それ以上の意味を持っています。今日のフェイスブックは、人々が国境を越えて、互いにコミュニケーションし、協力しながらネットワークを形成するのに最も効果的な手段です。フェイスブックは、前例のないグローバルネットワークとして、われわれ利用者たちに現代の問題を解決するためのツールを提供しています。

しかし、それを許可するかどうかはフェイスブックの手にかかっています。今こそ、私たちは、私たちを支配している帝国からフェイスブック共和国の独立を宣言する時がきました。

インターネットの概念は、レイヤー1からレイヤー7までが重なり合ったものとして説明できます。レイヤー1は、私たちのコンピュータを繋ぐ物理的なケーブルを意味しており、レイヤー7は、インターネット上でのアプリケーションの操作を意味しています。しかし、フェイスブックのグローバルコミュニティーは、その本質において、文化的、社会的、政治的であるという点では、その7つのレイヤーとは異なるレイヤー8を形成しており、フェイスブックはレイヤー7よりもっと高い段階に位置しています。

私のフェイスブック大統領出馬は、まさに、この最も高い段階であるレイヤー8、即ち、「フェイスブック共和国」(Republic of Facebook) を指します。フェイスブック共和国の中で、私たちは市民として、何かを創造したり、更新しても、フェイスブック社はこれに対する支配権は持ちません。しかし、現実のフェイスブック社は、古くなったポストへのアクセスを難しくすることで、民主的で、建設的な共同体を創造するための努力を積極的に妨害しています。

これにより、私たちは自分の古いポストにアクセスするのも時間がかかり、全世界のパートナーを効率よく検索し、社会的な繋がりを構築することも困難です。自分のページをデザインすることも叶いません。しかも、フェイスブックは、私たちが掲示した改善案も聞き入れてくれません。

マーク・ザッカーバーグは、ただ、利益の追求だけに力を注ぎ、我々の要求には耳を傾けていません。私は、彼が自ら進んで変えることは決してないと思っています。私たちは、フェイスブックの独立性を宣言しなければなりません。私たちは、全世界の利用者の要求に応じるよう、必ずフェイスブックの独立への道筋をつけ、管理する必要があります。
「Humans of New York」のようにフェイスブックを利用してグローバルな次元で人類に影響を及ぼす一時的な試みはありますが、拡大してはいません。世界は、もっと大きく、もっと共同の努力を求めています。即ち、フェイスブックは行政機能を備えた組織に変わる必要があります。利用者がシステム経営に関与するのではありません。市民がアイデアを提案して、市民の要求が尊重されるメカニズムが必要なのです。

フェイスブックは、よりよい世界のために、人々が互いに協力することをサポートするものとして優先的に機能するべきです。未来のフェイスブックの発展は、株主の利益に左右されるものであってはなりません。むしろ、フェイスブックの潜在力は、世界に平和をもたらし、気候変動、難民、武器拡散、そして、世界各国の行政体系の腐敗などの重要な問題の解決のために、グローバルな協力を促すことに焦点を合わせて、発展しなければなりません。

私は、多くの人が「フェイスブック共和国」大統領に出馬することを願っています。おそらく、その中の多くが、私より断然に資格のある方たちでしょう。何よりも、今回の選挙が専門家を集めることのできる最も効果的な手段であり、私は、フェイスブックが発展するべき方向性について、幅広く、生産的な論争が行われることを望んでいます。

「失敗した国家」たちの世界において、私たちは、人類の歴史の中で前例のないものを達成することができるでしょう。それは、まさに、参与民主主義のためのグローバルなシステムの創設です。

第一の過程は、何と言っても、憲法制定会議を開催することです。本会議は、2016年7月4日から週に一回ずつ開催して、この会議では、以下に掲示した基本憲法を制定します。

  1. フェイスブックをグローバルに管理できる手段を構築する。
  2. フェイスブックが利用者の要求事項に適切に応じるようにできるメカニズムを形成する。
  3. フェイスブックが倫理的な責任を持つことのできる基本方針を起草する。
  4. フェイスブックの財政的な処理や行政的な構造における透明性を確実にする。

コンピュータープログラミング、デザイン、法律、芸術、哲学、文学、工学、そして、社会学、物理学、生物学、そして、情報科学などの専門家は、憲法の基本方針作成のための会議に参加します。その会議後には、フェイスブックの全体のコミュニティと話し合いをするために6ヶ月の期間を要します。この話し合いを通して、利用者はグループの最初の段階の提案書を修正して、普遍的な合意をするための作業をします。その後、承認、認可の期間を経て、初めて、フェイスブック全体の利用者が市民になります。

そして、 市民がフェイスブックのレイヤー8、即ち、フェイスブック共和国の創建のための投票を行います。この投票は、透明で、責任のとれる行政的なシステムの下で行います。

「フェイスブック共和国」は、皆の物です。我たちは、莫大な容量の日記、音楽、ディベート、そして、芸術作品をフェイスブックという保存スペースに貯蓄してきました。フェイスブックという企業は、郵便局が物理的な書信を貨幣化したように、そのコンテンツを利益追求に使用する権限を握っています。しかし、自身のフェイスブックコンテンツの所有権は市民にあるべきであり、フェイスブックの未来について発言する権利も我々にはあるべきです。

現在、フェイスブック株式会社という帝国は、「利用者を楽しませるため、利用者の経験を構造化する」という非民主的な執行法を採用しています。

フェイスブック社は、利用者が「いいね」するだろうアルゴリズムによって、友人の掲示物を吟味して、膨大な掲示物の中から、ごくわずかのみを表示しています。利用者は、誰の掲示物を見るかを自分で選ぶ「権利」を持っています。この権利は、侵害されてはなりません。コンテンツの金銭的な価値は、コンテンツ作成者に還元されなければなりませんし、集約データの金銭的な価値は、共同体のために使用されなければなりません。

私たちは、フェイスブックという企業の設立者に対しては、19世紀のユニオン・パシフィック鉄道や他の鉄道を設立した悪徳資本者と同質だと見なさなければなりません。

クラーク・デュラント、または、マーク・ホッピンスなどの人物が、ユニオン・パシフィックのために不正な方法で募金運動を繰り広げ、利益の追求を徹底したにもかかわらず、鉄道は時を経ながら、利用者の活発な需要によって、より合理的な機関としての形を整えていきました。1887年、州制交通法の施行によって、ショート-ホール・ディスクリミネーション(短距離輸送の区別)や他の悪しき慣行が違法とされて、鉄道は厳格な規制に従って作られるようになりました。

その結果、20世紀の鉄道は、信頼できる移動手段となりました。もし、全ての人が自分の消費するサイバー空間に対価を支払うならば、フェイスブック社の決定によって権利が変えられてしまう「利用者(=商品)」を脱し、消耗される商品ではない、「権利を持った」市民あるいはオーナーになることが可能になるのです。

まず、この憲法が有効になり、もし私がフェイスブック共和国の大統領に選出されたなら、私は、フェイスブック社、または、他の組織とこのシステムの基礎サービス維持のため、喜んで協定を結ぶつもりです。

私の政権下では、われわれ市民は、フェイスブック共和国から得られる利益を公正に分配できる小額決済システムを構築します。

フェイスブックの市民は、自身のコンテンツを販売したり、交換することが可能であり、市民は投稿した文章、デザイン、アイディア、ビデオや音楽に対して市場価格の報酬を受け取ることができます。このマイクロビジネスは、サーバー管理費やプログラマーの賃金を創出するものであり、コンテンツ創造者たちも豊かにするものです。メリット・ネットワーク社が、初期のインターネット界において、メカニックの管理の請負を担当したように、請負人の業務を除いて、われわれはフェイスブック社の助けを必要としません。

例えば、猫の映像のロイヤリティーから発生する利益を超えて、フェイスブック共和国は、世の中の深刻な問題に対して、集合的な会話をすることができる空間になりえるでしょう。このように、音楽、芸術、科学、政治、宗教、または、健康などのあらゆる分野における協力が可能になります。そして、フェイスブック共和国には代表者が立てられ、代表者はフェイスブックの利用者たちの時代のニーズに合わせた欲求や考慮事項に応じなければならず、システムが公正で、透明な方法で運営されることを保障します。

このようなシステムが機能するフェイスブック共和国は、決して理想的な夢ではありません。私たちはフェイスブックの経営を管理し、私たちのニーズに応じるよう働きかけることもできます。フェイスブックは、このような協力には反対するでしょうが、私たちは有意義な協力をするために何億人もの人々を集めることができます。

私たちは、共に、フェイスブック共和国を人類の基本権利を基礎とする市民の、市民のための、そして、市民による自由な社会を作り上げることができます。これを成し遂げるため、私を支持してください。私は、全世界の低賃金労働者はもちろん、フェイスブック企業の全ての社員の参加も歓迎します。共に新たなグローバルコミュニティーを作りましょう。「あなたの潜在力へのブレーキ」以外に何も失うことはありません。

 

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「日本―21世紀新たな挑戦と信頼への道」(3月5日 2時@京都大学)

エマニュエル パストリッチ

Emanuel Pastreich

アジアインスティチュート所長

「日本―21世紀新たな挑戦と信頼への道」

3月  5日 (土曜日)午後 2時

 

「戦争をさせない1000人委員会」

「東アジア青年交流PJ」

縮小社会研究会のメンバー

 

京都大学@文学部新棟 第3講義室

 

領土問題をめぐる中国と日本の間の緊張の高まりは、韓国との慰安婦などの歴史問題をめぐる論争と組み合わさり、日本が隣国から軍事的にも政治的にも攻撃的だと思われる政治的な環境を作り出している。

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パストリッチの講演「日本の外交:これでええの?」(2016年3月6日 13:30 大阪 学動館)

 「日本の外交:これでええの?」

学習講演会

 

孫崎亨 (元外交官)

孫崎享氏写真-thumb-318x400-20382

エマニュエル パストリッチ (アジアインスティチュート 所長)

lecture on literature

 

osaka talk

2016年3月6日 13:30

 

場所:大阪 学動館 (地下鉄:阿波座)大阪市 西区 川口 2-4-2

3.6ロックアクション:孫崎享講演会チラシ (1)